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【あらすじ&感想】安壇美緒”ラブカは静かに弓を持つ” 本屋大賞第2位!名言も紹介!


本屋大賞ノミネート作品だけど私にも読めるかな?



読んでみたので、正直な感想を書いてみようと思います!
先に結論をお伝えすると…
おすすめ度は
★5つ中 ★4.6
では、その理由を書いていきます!
\ 先に詳細を見たい人はこちら /
著書”ラブカは静かに弓を持つ”について
あらすじ
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。
引用元
ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。
目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。
師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……



心震える“スパイ×音楽”小説とはどんな!?
実在の裁判が題材?
最高裁で判決が出た実在の係争が題材となっている。ヤマハなど音楽教室を運営する約250の事業者・団体が日本音楽著作権協会(JASRAC)を相手取り、レッスン時に講師や生徒が楽曲を演奏する際の著作権料を徴収する権利がないことを求めたものだ(教師による演奏のみが演奏権の対象となり、音楽教室側に音楽著作権使用料の支払い義務が生じるが、生徒の演奏については生じないとする判決が確定)。この裁判の審理中、JASRAC側は音楽教室に潜入調査させていた職員に調査内容を証言させていた。安壇さんは、当時の担当編集者から「この事件を題材にして小説を書いてみては」と提案された。
ラブカの意味とは
タイトルに使われている「ラブカ」とは、深海ザメの一種。妊娠期間が3年半という特徴を持ち、潜伏先で息を潜めて過ごすスパイのイメージに重なったという。実はこれも、担当編集者と物語の構想について電話でやりとりしているときに、手元にお菓子の「おっとっと」があり、それがたまたま期間限定「深海生物AR」シリーズで、ラブカもその中にいたという。
Amazonレビューでは★4以上が9割近くとかなりの高評価!
Amazonレビューでは727件もあるにもかかわらず★4以上が87%とかなりの高評価でした。





レビューの件数が多い!すごい!
SNSでの反応
SNSでの反応をまとまてみました!
X(旧Twitter)
ラブカは静かに弓を持つ|安壇美緒#読了#図書館本
— 朔📖 (@_sAku_Book_) June 15, 2024
会社命令で音楽教室へスパイとして潜入。2年という長い潜入期間で新たな人間関係を築いてしまい苦悩する。イメージしたスパイ映画のような派手さは
なく、深い海の底で生きるラブカのように静かに進んでいく物語。この静かさがとても良かったです pic.twitter.com/yCoBSm7wLn
著者”安壇美緒(あだん みお)”さんについて
1986年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2017年『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。著書に、北海道の女子校を舞台に思春期の焦燥と成長を描いた『金木犀とメテオラ』がある。2022年『ラブカは静かに弓を持つ』で第6回未来屋小説大賞、2023年同作で第25回大藪春彦賞、第20回本屋大賞第2位を受賞。
私の正直な感想
おすすめ度
★5つ中 ★4.6!
なぜそう思ったのかについて、正直な感想として次に記していきます。
どんな人におすすめしたいか
- 音楽をやっている人
- 人とかかわりをあまり持ちたくない人
- ひとりでも生きていけると思っている人
- 本屋大賞の作品を読みたい人
- 信頼とは何かと思っている人
- クラシックが好きな人
心に残った言葉・名言
ダサくも恥ずかしくもないじゃないか。
それは何ひとつ、橘君のせいじゃない。
私は社会人じゃないし、仕事の事も、橘さんの仕事のことも全然わからないけど、最初から全部やめとけばよかったみたいなことを後出しで言うのは間違ってるんじゃないですか
死ぬ時に後悔しないように筋通そうと思ったんですよ
君は、ちゃんと、ここに来た。この世は何が起こるかわからない
正直な感想
これは青少年読書感想文の課題図書…?というのが第一印象。
著作権の話、結構難しい話なのでは?と思ってしまいました。
しかし、終盤にいけばいくほど、信頼関係の構築と破壊、修復がしっかりと描かれていてこれは課題図書になるな…。
登場人物がとても魅力的に描かれており、本当の気持ちと職務で揺れる主人公の葛藤の描写がしつこくなく、すっと感情移入することができました。
また映画化の話はまだないが、
これが映画化したら映像美で圧倒され、音楽で圧倒されるに違いない。これは映画館で観たいと思わせてくれるような作品。
映画館で見たいと思わせてくれるのはそれだけ文章が想像しやすく、
作品に没頭することができたということだと思っています。



ちょっと考えさせられたな…。
最後に
これは映画化してほしい…。
ぜひ!!よろしくお願いします。
蜜蜂と遠雷も好きだったから、絶対みたい…!!
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