あらすじ&感想 住野よる “腹を割ったら血が出るだけさ” つまらない?最後まで読むべし!

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“君の膵臓を食べたい”の作者としても有名な住野よるさんの小説だけどどうだろう…?

結論からお伝えすると、

最初でつまらないと思ったのですが、後半からの追い込みがすごかったから読むのをやめないで!

と伝えたいです。

この小説のおすすめ度としては

★5つ中、★ 3.8です!!

何故このおすすめ度なのか、後ほど紹介いたしますので是非ご覧ください。

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目次

どんな人におすすめしたいか / おすすめポイント

私がこの小説を読んでどんな人におすすめしたいのかをまず紹介します。

この小説をおすすめしたい人はこんなひと!
  • 家族・友人、周りの人に”愛されたい”人
  • 本当の自分を探している人
  • 裏表がある人
  • 小説を読む際に”自分だったら”と感情移入や主人公に共感しやすい人
  • 大人よりも学生向けの印象
  • 住野よるさんの”また、同じ夢を見ていた”を読んだ人

あらすじ

高校生の茜寧は、友達や恋人に囲まれ充実した日々を送っている。
しかしそれは、「愛されたい」という感情に縛られ、偽りの自分を演じ続けるという苦しい毎日だった。
ある日、茜寧は愛読する小説の登場人物、〈あい〉にそっくりな人と街で出逢い――。

いくつもの人生が交差して響き合う、極上の青春群像劇。

引用元

Amazonレビュー

Amazonレビューでは、

★4つ以上を付けたのが80%以上ということで割と高評価にみられますが、94件しかレビューがないという点もあり、期待値は低めです。

引用元:Amazon

読んでみた正直な感想

私がこの小説に対する正直な感想を箇条書きで書くと…

正直な感想
  • 正直前半で”つまらない”と思ったが、後半の追い込みがすごかった。前半であきらめず読んでよかった。
  • 人によっては読むことで、自分を露わにされているようで辛いと感じる
  • アラサーの私が読むと、学生の時に私を見ているようでなつかしさを感じた
  • 学生の人が読むと共感しやすいのかもしれない
  • “愛されたい”と思っていた時期にはドンピシャ共感する
  • 個人的に読みやすくはない
  • “君の膵臓を食べたい”のほうが読みやすい

正直、前半で読むのをやめたくなるような小説でしたが、最後は追い上げてきた感じがして、読むスピードも上がりました!

正直、つまらないという感想を書きたくなりました。笑

そして、読みやすさ、感情移入のしやすさは人それぞれだと思いますが、読みやすさはありませんでした。

また、アラサーで読むと共感というよりも懐かしさ、学生の頃は周りに愛されたかった、偽りの自分であろうとも愛されていたかったな…と思いました。

心に残った、印象に残った名言 / 言葉

私がこの小説を読んで、”心に残った”または”印象に残った”言葉や名言を紹介します。

愛されたいって気持ちに閉じ込められてる、自分

この一文は、学生のころに自分が感じていたし、これで悩んでいました。周りからは簡単な”ありのままの自分でいいんだよ”と言われ、”ふざけんな”と思っていました。

こう思っている学生多いと思います。社会人では世渡り上手になるのでは…?と少し思いました。

社会人になると、上司に気に入られるようにと思いますが、割り切れるので今は懐かしいと思えるようになりました。

本当の姿や気持ちを覆いつくし、ただ愛されたいとだけ願って生きるグロテスクな存在

前述した一文と同じですね。

私は、物語が、小説が、誰かを救うなんてこと、ないと思っているの。
小説は、争いを止められないし、愚かな暴力から守れない。それらを無視して、小説が誰かを救うなんてこと、私は言えないの。

正直、その通りだと思います。戦争はなくならないし、いじめはなくならないし。

でも小説を読むことで、支えられた人、救われた人いると思います。私もその一人です。そんな方は大きい声で、きっと届くように、”この小説で救われました”と思ってくれると作者さんが救われるのではないでしょうか。

X(旧Twitter)やInstagramでの反応

まとめ

以上が、”腹を割ったら血が出るだけ”を読了した私のレビューでした。

刺さる人には刺さるし、前半でつまらないと思った人は読むのが億劫になるかもしれません。

以上、こちらの本のおすすめ度は

★5つ中、★ 3.8です!!

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